| 1、前処理 |
工場に搬入された廃棄物は、1-2営業日中には、処理施設へ投入されます。まず以降の発酵処理に適した水分にまで真空乾燥機により10%程乾燥させます。真空乾燥機によって水分調整を終えた原料は、水分が約75%となっていますが、これではまだ発酵に適した水分とはいえません。そこでさらに原料に、木チップ(4,5cm角程度の木片)を混合します。従来はモミガラやオガクズを使用していましたがこれらの場合、水分の高い汚泥に吸収され、微生物の活動に必要な酸素の空気道がなくなります。しかし木チップの場合は、飽和状態まで水分を吸収せず、木チップと木チップが相互に空気道を形成することができるのです。木チップは飽和処理後、振動ふるい機により分別することができ、施設内での循環利用が可能になるばかりでなく、種菌の効果もあります。これを「媒体還流方式」と呼んでいます。 |
| 2、一次発酵処理 |
前処理乾燥、木チップ混合の終わったものは、一次発酵槽へ投入し、一次発酵を7日間行います。この一次発酵中は微生物の活動による自熱で最高75度まで上昇します。またこの期間にもっとも排ガス(アンモニアを多く含んだ水蒸気)が発生します。一次発酵槽は密閉型の装置で一次発酵中の排気はほとんど外に漏れません。また一次発酵槽内には、エアパイプが設置してあり、処理物へ均一にエアが送れます。(特許製品)脱臭装置は、一次発酵槽内の排ガスにだけ対応すればよいのでとても経済的です。 |
| 3、二次発酵処理 |
一次発酵の終わった処理物は、二次発酵槽へ投入し、約35日間かけて肥料にまで仕上げます。コンクリートで仕切った槽へショベルローダにより投入していきます。底部に見える筋には一次発酵槽と同様にエアレーションパイプが埋設されており、底部からのエアレーションが可能です。1週間から10日に一度ショベルローダで攪拌することにより十分な酸素を供給してやります。(切返しと呼ぶ) |
| 4、副資材分別 |
発酵処理の終わった処理物は既にコンポストとして利用可能となります。しかし、まだ木チップが混合されたままとなっていますので、振動ふるい機によりコンポストと木チップを分別します。木チップは再度、原料の水分調整材として利用します。コンポストが出来上がりました。この状態でも十分肥料としての機能を持っています。 |
| 5、製品化 |
出来たコンポストは、粉末製品として袋詰を行います。また機械散布などの用途の為、ペレットに加工する場合は、造粒機を使用します。 |
| 6、環境設備 |
一次発酵槽からはかなり高濃度のアンモニアを含んだ水蒸気が排出されます。配管を施し、密閉されたまま、施設内に設置されたこれも密閉型の水タンク(地下)に吹き込み、ばっ気を行います。これにより排気中の約90%のアンモニアが水に溶けていきます。水タンクへは定期的に水が送り込まれ、飽和状態になるのを防ぎます。さらにタンク内に残ったアンモニアを含んだ空気は、これも吸引し、土壌脱臭装置へ送り込みます。 |